サイトマップ
ホーム クリニックの紹介 診療内容 はーとだより お知らせ マップ
はーとだより
はーとだより

 はーとだより



<ごあいさつ>

 この号が皆様のお手元に届く頃には「今年も早かったなあ」と振り返る時期になっていることと思います。前号(6月発行)で、「今年はいつまでも寒かったというけど毎年おんなじこと言うてるし、去年のことを忘れてるだけちゃうん」という自らの疑問に対し、日照時間が短かかったことが例年より寒いという体感に繋がったのでは、という仮説(?)を発表しました(その後どこからも反論がないのは、この仮説が正しいからなのか、誰も関心がないからなのか・・・)。そしてもう寒くなって皆さんお忘れかもしれませんが、「今年はいつまでこんな暑いねん」とぼやいておられましたね。何とこの体感も単なる勘違いではありませんでした!(そんなんもうどうでもエエやんと言われそうですが)。気象庁の発表によると、全国17地点の9月の平均気温は平年を1.92度上回り、統計が残る1898年以来115年で最も厳しい残暑であり、とくに北・東日本を中心に51地点で観測史上最高を更新したそうです。西日本でも9月中旬の平均気温は平年より高かったようです。「今年はいつもより寒い(暑い)」という感覚に懐疑的でしたが、人間の五感というのは捨てたものじゃない、頭で理屈を考えるのではなくもっと感性を磨くべきだということを改めて教えられた気がします。

  さて、昨年までは新型インフルエンザの目に見えない脅威に伴い季節性インフルエンザに対する関心も高かったのですが(一部ではワクチンが中々手に入らない地域もありました)、今年は何となく関心が薄いような気がしています。実際ワクチンも全国的に十分余裕があるようです。また、インフルエンザ治療薬の種類も増え、「罹ったら薬で治るからワクチンなんか打たんでもエエ」「これまでインフルエンザなんか罹ったことがないからワクチンはいらん」「カゼなんか引いたことがない!(カゼとインフルエンザは違います)」というご意見もよく耳にします。しかし、依然インフルエンザの最大の予防策はワクチン接種であることに変わりはありません。「はーとだより第2号」でもインフルエンザワクチンQ&Aを掲載しましたが、ここでは診察室でよくお話しする内容のいくつかについて改めて簡潔にまとめてみます。是非接種されることをお勧めします。

1.ワクチン効果とは?:発症予防、流行抑制(=集団免疫)、症状軽減
 一度インフルエンザに罹るとそのしんどさは普通のカゼの比ではなく、ほとんどの人は翌年からワクチンを打つようになります(私もそうでした)。仮に罹っても症状や発熱の程度は軽くなります。外から家庭内にウイルスを持ち込まないためにも、同居する方、あるいはよく接触するご家族は全員接種することが望ましいと考えます。とくに小さいお子さん、お年寄り、病人、受験生などのいる家庭では皆で接種することでその人たちを守ることになります。

2.接種しても罹ったが?(どないしてくれんねん)
 ワクチンは今年の流行するウイルス株を予測して作るためにはずれることがあります。
また、ウイルス株の予測が当たってもウイルス自体が変異してしまうこともあります。さらにA型とB型の両方にかかる場合もあります。場合によってはA型に2回罹ることもあり、これは厳密には異なる種類のA型株に罹ったことになります(通常は同じ季節で同じ株に2回罹ることはありません)。しかし仮に罹ったとしても、1で述べたように症状は軽く済むことが多いので接種は無駄にはなりません。

3.いつまでに打てばいい?
 ワクチンを接種してから効果が現れるまでに約2週間かかり、免疫効果が持続する期間は個人差はありますがおよそ6ヶ月とされています。また地域差はあるものの、昨年はA型が1月中旬から始まり2月中旬にピークを迎え3月中旬に終息し、B型は3月中旬に始まり4月頃に終息しました。したがって遅くとも12月中に接種することが望ましいと考えられます。もちろん受験などの特別なイベントの時期が決まっている場合は、本人および周囲の人達ともにそれに合わせて接種日程を決める必要があります。

4.接種回数は?
 13歳未満は2〜4週間の間隔をあけて2回接種、13歳以上は1回接種となっています。
まだまだお伝えすることはたくさんありますが、ご不明な点は診察の際にお尋ねください。
*「はーとだより」のバックナンバーは待合室にあります。必要な号があれば受付にお申し出ください。またホームページにも掲載されています。