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<院長のご挨拶>
 今年は例年より早く梅雨入り、梅雨明けをしました。梅雨入りした途端に昨年を思わせる猛暑が一緒にやってきたため、早くも夏バテ?という方を6月から連日診察した記憶はこれまでありませんでした。また、今年は節電モードだけに熱中症予防が一層重要です。ここ数年熱中症に対する意識が高まり、家の中でも危険性は変わらないことも十分認識されて皆さんしっかり対策されているようです。
 そんな中ひとつだけアドバイスを。スポーツドリンクは普通の水やお茶に比べてナトリウムなどのミネラルを含み、体への吸収も早いことから熱中症対策の定番になっています。
 しかし、少なくともエアコンをかけた室内にいる限りは必要なく、1時間ごとに50〜100cc程度のお茶かお水を摂れば十分です。熱中症、脱水で問題になるのはナトリウムの喪失ですが、屋外で大量の汗をかかない限り身体に影響が出るほどのナトリウムが失われることはないからです。もし心配ならおやつに小さな梅干、おかき、昆布などを食べれば大丈夫です。スポーツドリンクには糖分が多く含まれており、とくに糖尿病の方は注意が必要です。昨年のはーとだより創刊号でも熱中症対策を取り上げていますので興味のある方は受付にお申し出ください(ホームページにも載っています)。
 さて、久しぶりに第3号をお届けします。今号からはリハビリスタッフからの読み物も始まります。また新しいスタッフの紹介記事もあります。


<新入職スタッフ紹介>

 患者様が少しでも安心して治療できるように、より一層努力していきたいと思っています。土曜日勤務です。よろしくお願いします。                           看護師 樫山 紀美

 いつでも笑顔で元気よく!!!がモットーの新入りです。
以前は総合病院で働いていました。お話しするのが好きなので皆さんと沢山お話しができればいいなと思っています。趣味はドライブと音楽鑑賞・アウトドアです。      看護師 後藤 佳保里


<健康に役立つ豆知識>  〜エコー(超音波)検査について〜
                          
 当院ではこの3月からエコー検査の予約枠を大幅に増やしました。
エコーは痛くも痒くもなく、副作用などの心配もない身体に負担のかからない検査であり、10分から15分程度で終わります。体の表面から内臓までどの部位でもエコーは可能です。
ここではよく行われる心エコー、腹部エコー、頚部エコーについて簡単にご紹介します。

(1) 心エコー:心筋や弁などの心臓の構造異常の有無を調べます
 心臓は体の中で血液のポンプの役割をしています。エコーではこのポンプの働きが正常かどうかを心臓の筋肉(=心筋)の動きから判断します。例えば心不全では心筋の動きが悪くなっています。
 胸部レントゲン検査や心電図で「心肥大」といわれた場合もエコーを行います。
厳密には「心肥大」には心臓の部屋の拡大と心筋が分厚くなっている場合の二種類がありエコーで簡単に判定できます。
 聴診で雑音が聞こえた場合は、心臓の4つの部屋の出口にあり血液の逆流を防止するためにある「弁」の異常(=心臓弁膜症)や先天性心疾患の有無などを調べます。最近は動脈硬化が原因で弁も硬くなることが知られています。
その他に心電図に異常がある場合や不整脈のある方もエコー検査の対象となります。また慢性心不全や心筋梗塞などの心臓病の方についてはフォローアップのために定期的に行っています。

(2) 腹部エコー:肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓を中心に、腸、胃、子宮、前立腺なども調べます
 まず血液検査で肝機能に異常を認めた場合は必ず行います。脂肪肝であることが多いですが、過去には軽度の肝機能異常のみで肝癌が見つかったケースも経験しています。
慢性肝炎(B型、C型肝炎など)では肝硬変や肝癌の早期発見のために定期的に行う必要があります。
 腹痛は様々な疾患が原因となりますが、例えば胆石、腎臓などの尿路結石、虫垂炎(いわゆる「盲腸」)などは比較的診断が容易です。膵炎・膵癌、大腸の憩室炎(大腸の一部が外に膨れてそこに炎症が起こったもの)、ある程度進行した胃癌などが見つかることもあります。
最近糖尿病と肝癌との関連が言われており、糖尿病の方はできれば年に1回腹部エコーを受けられることをお勧めします。

(3) 頚部エコー:おもに頚動脈の動脈硬化を調べます
 高血圧、高脂血症、糖尿病などいわゆる生活習慣病の方は必須の検査といっていいでしょう。これらの病気は通常自覚症状がありません。ではなぜ治療するかといえば動脈硬化の進行を防ぎ、最終的には脳梗塞や心筋梗塞・狭心症などの冠動脈疾患、大動脈瘤(破裂すれば突然死の恐れあり)、腎不全、閉塞性動脈硬化症(進行すれば足を切らなければならない)などに罹る確率を少しでも下げるためです。そのために治療のガイドラインで定められた血圧や血液検査の目標値を目指して治療をしています。しかし、ともすれば目標値の達成そのものが目的となり、本来の目的である動脈硬化の予防をつい忘れがちになります。とはいっても脳や心臓の血管の状態を評価することは検査料金や手間の問題からも簡単ではありません。
 エコーでは頚動脈の壁の厚み(内膜中膜複合体厚=IMT)を測り、IMTが大きいほど動脈硬化が進んでいると判断します。IMTの肥厚程度は脳梗塞や冠動脈疾患と関連することが知られており、頚動脈は全身の動脈の状態を代表しているといえます。
 現在生活習慣病を治療中の場合は、少なくとも年に一回は検査することが必要です。その結果、頚動脈硬化が進行していなければこれまでの治療を継続すればいいし、万一進行していれば治療を強化する必要があります。学校の勉強に例えれば、普段の治療が毎日の勉強、エコー検査がテストのようなものです。また生活習慣病のデータが目標値の境界付近の場合は、薬物治療を始めるかどうかの目安にもなります。
 頚部エコーではその他に甲状腺の状態もチェックします。   

(院長)