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はーとだより
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<ごあいさつ>
 年が明けてからインフルエンザが猛威を振るいました。今年の特徴は流行の始まりが遅かったことと、例年のA型の後にB型が流行するパターンではなくA型とB型の流行がほぼ同時かつ同程度に流行したことです。前号の「はーとだより」に、今シーズンのワクチンはB型に対する備えが2倍になったのでB型の流行は抑えられることが期待されると書きましたが見事に裏切られました。今年の総括レポートがどうなるのか興味深いところです。とくにB型の特徴として、体温が36度台のことが少なからずみられること、その割に全身の筋肉痛や関節痛、寒気、だるさなどが強いこと、さらにそれらの症状が中々改善せずいつまでもしんどいこと、といったことが挙げられます。(1)咳、のどの痛み、鼻水などの感冒様症状があって、(2)高熱があればもちろん、(3)大した熱がないにもかかわらず身体がとにかくしんどい、痛いなどがあればインフルエンザが強く疑われますので検査をお勧めします。ただし、インフルエンザに罹っていても検査結果が100%になる訳ではなく、とくに熱が出始めてから半日以内では検査結果はあてになりません。ですから検査結果だけでなく症状などを総合的に判断してインフルエンザの診断をしています。そろそろピークは過ぎたようですが、人混みの中でのマスク着用、うがい、手洗いの励行を忘れないようにしましょう。

 さて、1月末をもって伊藤看護師が寿退職となりました。約7年間にわたり当院を支えてくださり、その功績は多大なものがあります。それだけに退職が決まった時は、私を含めてスタッフの中に心からの祝福の気持ちと同時に、これからに対する不安が入り混じった複雑な感情が生まれたことは否めません。一般論として、先の見えないことを考えるときに多くの人は良くない結末のストーリーを想像(創造)し、どうなるかはまだ何も分からないにも関わらず、そのストーリーによって不安を膨らませてしまいがちです。確かに伊藤看護師の退職はピンチかもしれませんが、不安になるようなネガティブなストーリーを作っている暇があったら、むしろこのピンチをチャンスに変えようという話をスタッフにしました。常々「慣れるとダレルは裏表」と思っています。間もなく開院11年を迎えるにあたりマンネリに陥っている部分はないかを見出し、クリニックを再生し再出発するくらいの意気込みで前向きに頑張ろう、このピンチを楽しもうということです。私の大学院時代の師匠から言われた「なんでもオモロイ言うとけ」(これは本来研究に臨む態度としての言葉でしたが、今ではしんどい時の魔法の言葉と思っています)という言葉を噛みしめ、これからクリニックがどんな風に成長するのかを私自身も楽しみにしています。

 もう一つ、今回のことで分子生物学者の福岡伸一氏が言っておられる「動的平衡」という言葉を思い出しました。動的平衡とは「絶え間なく動き、入れ替わりながらも全体として恒常性が保たれていること」だそうです。例えば砂浜はいつも同じに見えますが、実は波が来るたびに砂は入れ替わっています。また鴨長明の「方丈記」に「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」とあるように、川はいつもそこにあるように見えますが、流れている水は二度と再び同じ水ではありません。人間の社会でいえば、会社組織とか学校とか、人が常に入れ替わっているのにブランドが保たれているというようなことです。当クリニックもあらゆる機会を成長のチャンスと捉え、常に質の向上にチャレンジしていきたいと考えています。
という訳で今年のクリニックのテーマは「超変革」です。金本知憲新監督率いる阪神タイガースと偶然同じになりました。その第一弾として、すでにご案内のように4月から(1)予約診療の導入、および(2)木曜日休診という二つのシステム変更を行います。ここではそれぞれの目的についてご説明したいと思います。

 予約診療にする目的は、ずばり診察までの待ち時間の解消です。日によって待ち時間はバラバラであり、不思議なことにいつもお待ちいただく患者さんとそれ程待たれない患者さんがいらっしゃいます。その日の混み具合は我々も全く読めないのが実情です。ですから普段余り待たれていない患者さんからは、「何で予約制なんかにすんの?」「いつでも来れるときに来る方がエエワ」と言われます。しかし、ときに待ち時間が2時間程度になることがあり、また待合室が狭いこともあり椅子が足らないこともあります(「超変革」第二弾としてクリニックの改修も考えています)。とくに今頃のようにインフルエンザや風邪が流行っているときには、「待ってる間にインフルエンザ(風邪)にかかるワ」というお叱りの声も耳にします(ちなみにインフルエンザが疑われる患者さんには別室で待機してもらっています)。現在待ち時間対策として、順番を取ったあとに外出から戻られた場合は基本的に次にお呼びする、リハビリを体験してもらう、またイライラを減らす目的も兼ねて待合室でラジオ体操をすることも企画しています。しかしいずれも対症療法に過ぎないことから、このたび抜本的解消に乗り出すことにしました。もちろん予約制にしても待ち時間が極端に少なくなる訳ではありません。30分単位の予約枠内には何人かおられますので(枠内人数はその時によって異なります)、例えば同じ9時の枠の中でも最初と最後の方では待ち時間に差が生じます。また、体調の悪い方や新患の方が来られるとその後の診察時間に影響がでてしまいます。それでも、いっときに来院が集中することが避けられるので今よりは改善するのではないかと予測しています。お好みの時間帯が重なり予約が取りにくい場合は、例えばこれまで午前に来られていた方でも可能であれば待ち時間の比較的短い午後診に変更していただくことも一案です。すべての方に100%満足していただくシステムなど存在しないとはいえ、これまで慣れ親しんできたシステムの変更に伴い、皆様に多大なるご不便とご迷惑をおかけすることになるかと思います。とくに当初は混乱が予想されます。予めお詫び申し上げるとともに、趣旨をご理解いただきご協力賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 木曜日休診の最大の目的は私の勉強時間の確保です(ちょっとエエカッコ言いますが本当です)。たまに原稿を書いたり、講演を頼まれ準備をしなければならないことがあり、そのためにはどうしてもまとまった時間が必要になります。現状は診察が終わってから取り掛かり、深夜の1時、2時までかかることがあります。また毎日少しずつでも勉強するように心掛けていますが、診察が終わってからの疲れた頭では効率もあがりません。本を読んだり、クリニックの片づけをして勉強環境を整えるためにもまとまった時間が欲しいと思うようになりました。また勉強との関連で言えば、開業以来遠方の学会には中々参加できていませんでしたが、予約制にすることによって学会出張のための休診日を設けやすくなるのではないかと考えています。

  休診のもう一つの目的は心身のリフレッシュです。お陰様で今のところ体調に問題はありませんが、現状は気になることがあっても病院に行くこともできず(歯医者さんも中々行けません)、すべて自力で解決しなければなりません(そんなん無理〜!)。一部には「ゴルフに行きまくるんとちゃう?」という疑惑も出ているようですが、爆発的にスコアが上がるほどに行くことはないと思います(もっともスコアが上がらないのは回数のせいではなく腕の問題だという意見もあります)。これまでは少なくともあと5年は今のままでいくつもりでしたが予約制導入に併せて決断しました。結果的に私の「診療力」が向上することで皆様に還元できるのではないかと自分自身期待しております。重ねてご理解、ご了承の程お願い申し上げます。
最後に、4月からの変更のご案内後に皆様から寄せられた中で多かった質問についてこの場でお答えします。

Q1.「予約制になったら体調が悪いときはどないしたらエエの?」
A1.予約診療は、現在体調が落ち着いて定期的に受診される方が対象であり、その方々の来院時間を平準化することにより診察の待ち時間を減らすことを目的としています。したがって、風邪引きなどの体調の悪い方、予定ができて臨時に受診される方、あるいは新患の方などの診察はこれまで通りで何も変わらず、いつ来て頂いても構いません。来院前にお電話で予約が取れるかご確認ください。予約が取れない場合は少しお待ちいただく可能性がありますが、緊急性がある場合はその限りではありません。

Q2.「検査だけで来る場合でも予約取らなアカンの?」
A2.血液検査などの検査だけで来られる場合も、これまでと変わらず予約は不要です。但し、エコー検査(心臓、腹部、頸動脈など)の結果を当日お聞きになりたい方はエコー検査を予約する時点で診察予約も同時にしてもらう必要があります。検査と診察時間がうまく合わない可能性がありますのでご了承ください。検査結果を次回診察日に聞かれる場合はエコー日当日の診察予約は不要です(検査だけですと10分程度で終わります)。少しややこしいので受付でお問い合わせ下さい。

Q3.「木曜日の休診はクラブ活動のためちゃうの?(例、(1)ゴルフ倶楽部、(2)ロータリー/ライオンズクラブ、(3)新地のクラブ)」
A3.そのようなことは全くありません(訂正:(1)と(3)はチョットはあるかもしれません)。    (院長)